今年もどうにかこの日を迎えることができました。

もちろん、通常通りの営業とはいきませんでしたが、上高地全体で一つも感染報告が無かったことを思えば素晴らしい年になりました。

また、お越しになられたお客様の表情、そして私たちの表情も昨年よりは明るくなりました。

色んなことがありました。

 

5月。

ニリンソウの一番美しく、予約が一番取りにくい第三土曜日。今年の春の支払いに充てようと期待していた矢先。まさかの大雨にて上高地通行止め。

誰もいない、ニリンソウ満開のキャンプ場でスタッフ達とドッチボールをしました…。

 

7月

学校登山180名の予約。私の徳澤園人生の中でも5本の指に入る出来事があり、色んな方の協力のもと無事行事を行うことが出来ました。この出来事は冬にゆっくり書きたいと思いますが、久しぶりに教育者の意地を貫いた先生に出会い涙を流しました。

 

7月

大打撃の観光業。感染対策は当たり前。ですが、昨年より変わっていない観光業としての意地が私にはありました。

感染対策を売りにした観光業だけにはしたくない。観光業はもっと明るく、ワクワクしていないと!

こんなタイミングでしたが、待望のtokusawa-baseが完成しました。

守りに徹する年だとは思いつつも、きちんと前に進むうちらしい第一歩でした。

 

8月

感染者も爆発的に増え出控える中、年間で1番売上の多いお盆。上高地、北アルプス中が期待していた1週間。

まさかの大雨による通行止め。しかも、お盆を丸々いかれてしまいました。

なんで…(涙)(涙)(涙)

神様…。普段の行いが悪いのは理解してますがやり過ぎだから!

 

9月

ちょっと感染状況も落ち着いてきて、このシルバーウィークから取り戻すぞっていう矢先。まさかの地震…。しかも、皆さん動画を撮るのが当たり前ですので、槍ヶ岳、涸沢のゴロゴロと落ちる岩の映像がYouTubeに溢れる…。

(あの映像を見て、大丈夫ですよって言いにくい日々が続く…)

 

10月

この数々の災害を帳消しにするくらいに晴天が続く。しかも、台風が日本手前で進路を変えて上陸せず。久しぶりにたくさんの人を見ることができました!

 

シーズンを通して

どんなに予約が入っていても、どんなに晴天に恵まれても、もし当園で感染が確認された場合は、即時休業に追い込まれる、常に緊張状態が続く…。万が一スタッフ1人でも怪しいと感じた時は、直ぐに休業するとシーズン前から決めていました。

そんな、波瀾万丈のシーズンでしたが、やはり自然は人間の都合などお構いなしに、春には綺麗なニリンソウを咲かせ、夏には山の魅力を遺憾無く発揮し、秋には素晴らしい紅葉を見せつけてくれました。

そして、それをきちんと感じ取ってくれる人が集まり自然の恩恵にあやかるいつもの上高地がありました。

コロナは、人との距離が離れれば離れるほど、余計人の温かさを感じる不思議な病気です。

当たり前が当たり前で無くなったことで、より人間らしい感情を再確認する事の出来る現象です。一緒に食事をしたい。旅行に出かけたい。人と抱き合いたい。思い切り会話をしたい。

もしコロナ君が人間同士の距離を離そうと目論んでいるので有れば、それは逆効果ですよ。人間には敵いませんよ!とお伝えしたいと思います。

今年も気持ちのいいスタッフが揃いました。

相変わらず、心の密は超濃厚接触の女将にもたくさん怒られていました。いい思い出にしてください。

さあ、もう来年の構想は頭に浮かんでいます。また、万全の体制を整えて、みなさまをお迎え出来るよう頑張ります。

今シーズンも本当に多くの方のご利用ありがとうございました!

 

女将からスタッフへ

今期も波瀾万丈でしたが無事終わることが出来ました。今、自宅でようやくゆっくり、ゆったり、テレビ見ながら、シワ伸ばし皆さんの年齢に近づこうと、女磨いています。
女性諸君!ライバルは徳澤園の女将ですよ!私を負かしたたければ、又徳澤園で、会いましょう。
皆さんお疲れさまでした、そして、ありがとう!良き人生を!