上高地 徳澤園のブログ

投稿者: ToKuSaWa4468-En (Page 1 of 58)

閉山式

本日河童橋にて2020年閉山式が関係者のみで執り行われました。

久しぶりに上高地関係者が集まりました。

みんな無事に閉山を迎え今年1番の笑顔でした。

 

大変なシーズンでしたので終わってしまえばあっという間の一年で、いつ何をしていたのかあまり覚えていないシーズンでした。

その時その時が必死で、嵐が過ぎ去るとまた嵐がやってくる…。

真剣に生きた一年でした。

 

社長就任一年目。こんなスタートだったと後々忘れないように、スタッフみんなで今年の軌跡と寄せ書きを作ってくれました。

無茶苦茶な指示と優柔不断な判断。突然の思い付き等で振り回す…。隣で栗ちゃんが日記をつけていてくれていたみたいです。

 

ありがたい!

 

 

追記

先日初めて受けたズームによる取材。記事にされました。

https://pinch-hitter.jp/articles/vzgvyqgwz/

俺のstaff

〈2020年スタッフへ〉

みんなそれぞれ帰ってしまって淋しい夜を過ごしています。

でも、みんなも淋しいのか何人かラインをくれました。

どうなるのか分からなかったこの騒動。

でも一つだけ間違わなければ、また希望ある徳澤園に戻れるというのは確信していました。

それは組織を壊さない。みんなを守るということです。とてもカッコいいことです。でも、かなりの犠牲と覚悟を伴うことでした。

3月4月。諦めそうになりました。

絶妙のタイミングで藍さんがラインをくれました。私を奮いたたせるものでした。藍さんの手の中で踊らされている私の扱いは、彼女にとってお手の物のようです。踊りまくってやりました。

やっちゃんいい忘れたけど、社長就任、おめでとうございます

斬新な発想力を持ちつつ、しかしながら地に足のついた落ち着いた経営をお願いします。

貧しい移民家庭から、アメリカの国務長官にまでのぼりつめた名将パウエル長官のリーダーに求める名言。

❶大切なのは、つねに冷静であることと、つねに親切であること。

❷部下に尊敬されようとするな。部下を尊敬しろ。

❸楽観的であり続ければ、力は倍増する。

 

4月。

7月まで営業を諦める決断をしました。みんなを呼び集めておいての決断でしたので勇気がいりました。徳澤園という泥舟に乗っけてしまったのではないのだろうか?不安な時期に更に不安な思いをさせるのではないか…。入山初日には決めていたのですが、なかなか言い出すことが出来ませんでした。

試しに優子に話してみました。

そしたらあっけらかんと言いました。

「どうせどうにかするんでしょ?」

泥舟に乗っているという意識はなく、信頼してくれている。とても救われました。どうにかして11月まできっちり約束果たしてやらなきゃという強い気持ちになりました。

 

7月。更に不安なことが起きました。大雨です。再集合させた松本のホテルに4日間も缶詰にしました。コロナで地震で雨で…。もうみんなを振り回すのはやめようかと思いました。

 

4日目。ヨッシーが、

「もう徳沢に帰ろう!」

と言いました。実家に帰ろうではなく、徳沢に帰ろうと言いました。嬉しかった!

 

シーズン中はまさに地獄でした。

いつ何時ゲームセットになるかわからない状態です。

毎晩、シーズン終了を誰よりも指折り数えていました。

そして今日を迎えました。

多分、この半年で今日が1番笑いました。

結局、みんなから支えられた一年でした。

俺の周りにはとんでもなく才能と優しさ溢れる人に囲まれている。

振り返るととても幸せな一年でした。

「俺のstaff」

最高です!

 

 

トーコ

LINEにも書いたけど、2年間よく頑張りました。

常人にはなかなか難しいトーコの良さをうちは見抜きました。

また、誰よりも才能と可能性だけは秘めた人だというのは分かっています。

賢いのも知っています。

情に熱いのも分かってます。

困ったら泣きの連絡してもよい。

そしたら、社長の権限でまた仲間に入れてやる。お前のことは好きではない。でも嫌いでもない…。

よく頑張ったな👍

 

 

秋山、真子

出来る出来ないは一年目は関係なし。人に好かれる好かれないかが大切。幸いあなたたち2人は人に好かれる。ただ、それはなかなか難しい才能です。来年都合がつけばみんなで歓迎します。

 

 

2021スタッフ

来年の目標は「らしく!」。

新しいことにも、守らなければいけないことにも、徳澤園らしく戻る!

こんだけのメンバーがいれば、安心して寝坊ができます。女将が吠えようが、耐えるのでしょう?

では、皆さんコロナに注意して健やかなる日々をお過ごしください。

ご挨拶…

本来であれば4月に皆様にご挨拶申し上げなくてはならなかったのですが、私若旦那という役職から代表取締役という肩書に変わりました…。

17年前になりますが、若女将を連れ上高地に戻って参りました。

東京で過ごしていた2人でしたので、商用電気も通っていない山の中に嫁がせるのにはどう説明したらいいのか悩んだ挙句、一切説明をしないで連れてくるという戦法に出ました。

典型的な明治生まれの祖父に可愛がられた私は、一家の長男が継ぐことこそが我が家の使命という教育を受け、私自身はなんの迷いもなくそれを受け入れて戻りました。

希望に満ちた20代。

お客様の求めてるもの。ここで出来ること。ここではやっていけないこと。そんな分別がつくようになってがむしゃらに実行しまくった30代。

それなりに成長し、抱えるスタッフも多くなり、上高地、北アルプス全体が見えてきだしたこのタイミングで父から今年の4月1日に譲り受けました。

本来であれば、皆さまはじめ、スタッフ達にもこんな宿にしたい。こんな国立公園にしたいと声高々に宣言する予定でしたが、ご存知コロナという前代未聞の事態が起こりました。

何をどうしたらいいのか分からず始まった社長一年目。夢も語れず、見えない敵に挑む。夢を見させてあげなければならないスタッフ達も不安だったことでしょう。

 

カッコよく登場し、大きな夢を語る予定でしたが、4月1日にスタッフたちには、3つの約束だけ致しました。

①雇用の継続

②企業の存続

③コロナに感染しない、させない。

今年はこの3つだけは守るということを話しました。

 

本当に短いシーズンでした。ただ、とっても濃いシーズンでした。

ソーシャルディスタンスを取れば取るほど人の優しさや暖かさを感じることがわかりました。

3つの約束も守れました。

本日、私の右大臣左大臣のY子と栗を残してスタッフたちが下山して行きました。

そして、いつもの大工軍団が入山して小屋閉まいが始まりました。

少しづつ今シーズンが終わっていく安心からか、この半年で一番笑うことができました。

来年は、コロナと向き合いながら、新しいことにもチャレンジしようと思っています。

ちゃんと浪漫を語れる社長になる予定ですが、小屋閉めが終わりましたらきちんとご挨拶致します。

皆様今シーズンもありがとうございました。

御礼

11月2日ご宿泊のお客様を送り出して今シーズンの営業を終了致しました。

このような状況の中、お越し頂いたお客様。お越しになれなかったお客様。皆様に感謝申し上げます。

半年に渡り、励ましてもらい、お客様にもスタッフたちにも助けられました。

苦渋の決断を繰り返しましたが、心折れずに無事にシーズンを終われたことが出来たのも、皆様のお陰です。私たちは本当に幸せ者だと思わされた1年でした。

本当にありがとうございました。

来年の構想はしっかり持っています。

また、新しいことにも挑戦しようと思います。

是非、来年もご贔屓賜りますよう宜しくお願い致します!

新鮮

まだもう少しシーズンは残っていますが、すっかり静かな徳沢です。

総括するのは早いのですが、静かなキャンプ場を眺めながら色々と思い出しています。

新しい生活様式にも少しづつ慣れてようやく次のことを考えられるようになってきました。

来年はこんなことしたいというアイデアも浮かびこんなタイミングですがやる気に満ちています。

お客様が少なくなってからやる気になる!

やれと言われればやらない。やるなと言われればやる、この性格は昔から変わりません…。

来年の挑戦はあまりにも突飛押しもないアイデアですので、もう少し各所に相談したり裏をとったりしなければいけませんのでお伝えできませんが、先日今年らしい取材を受けました。

 

https://pinch-hitter.jp/articles/

ザ・ピンチヒッターさんと言うWEBマガジンです。このコロナ禍をどういうアイデアで乗り切ったのかという特集です。(内容はまたアップされたらご覧ください。)

 

取材は主流になった「zoom」でということで初めてzoomでの取材を行いました。

 

今、将来の観光と仕事の両立でワーケーションというものが注目されています。国の方も盛んにワーケーションを推奨しています。

実際に、お客様にも来年ワーケーションとかやらないのですか?と言う質問も何回も受けました。

ただ、山の奥で本当に仕事になるのだろうか?

今、流行りで騒いでるだけで本当に需要があるのだろうか?

何を整えたらワーケーションになるのか?最低wifiはいるんだろうな…?

分からないことだらけでした。

実際にzoom取材を受けてみて。

とても快適でした。と言うより、私はこの環境に慣れてしまっていますので新鮮味には欠けますが、好きな場所で仕事が出来ると言うのは生き方として楽しみが広がるんだろうなと思います。

 

もちろん、wifiの件や滞在が何日にもなるでしょうから食事の問題。パソコンをリュックに入れて持って来れるのか。仕事ですので一人一部屋使用になるなどクリアしなければならない問題はありますが、6月の閑散期対策などには助かるなとか、ぶらキャンと融合出来たら面白いなとか考えました。

今まで考えなかったことがこれをきっかけに常識になる。

キャンプ場にレンタルデスクという時代になるかもしれません(笑)

明るい未来に

心が折れそうな時、苦しい時、自分だけでは乗り越えられそうにない時。愚痴りあったり、悩みを相談したり、本音を語ったりするととてもスッキリします。ましてや、それが同じような立場の人だと特に。

絶望の中から光が差し、光が刺してはまた試練が待ち受けていたこの1年。どうにかこうにかここまで来ました。

今までは目の前の困難や困惑をどう切り抜けるか。これから起こるかもしれない未曾有の出来事を想像しシュミレーションする。それの繰り返しでした。

皆様からも、来年の山小屋はどうなってしまうのかという質問もたくさん貰っています。

営業を始めて3ヶ月。何となくこのコロナとの付き合い方も少しずつですが分かってきました。この日本有数の山岳地帯北アルプスも明るい未来に向けてみんなで進み始めなければなりません。

先日、次世代を担う北アルプスの若手経営者にお集まり頂き、来年のこと。未来のことを話し合う機会を作りました。

まだまだお父さん達が活躍している山小屋も多いのですが、10年後には其々がお山の大将になっているメンバーです。

横尾山荘、涸沢ヒュッテ、北穂高小屋、槍ヶ岳山荘、蝶ヶ岳ヒュッテ、ホテル白樺荘、そして私。そして、共に国立公園を管理する環境省。

北穂高小屋の小山社長が最年長になりますが、その次が私という、二十代三十代のとてもフレッシュなメンバーです。

コロナの話、苦労話、愚痴に終始なるかと思いましたが、そんな後向きな話は殆どせず、これからの山小屋、山小屋の役割、地域の役割など今年の経験を踏まえつつとても明るい雰囲気になりました。

そして、何より感じたことは、抜群に優秀な経営者達だと痛感しました。冷静にこの状況を分析しつつ、悲観的な感情で物事も考えない。突発的な思いつきでは無く、常に建設的な考えを其々が持っています。
(その時の感情で突発的に考え出した俺の三蜜…。それに味をしめて出したヤマノマスク…。恥ずかしくなりました)

先月は、みちくさブログでも書いたように富士山の若者経営者と話をしました。今週は、北アルプスの仲間たちとも話をしました。

こんな魅力的な仲間と共に来年の山岳業界は明るいと確信しています!

WEBショップについて

4月の段階では今シーズン営業出来ないかもしれないという状況の中、今出来ることを考えてリニューアルしたみちくさWEBショップ。

本当に多くの方々にご支援を頂き、私たちが想像するより遥かに多くのご注文を頂きました。

5月。なりふり構わず安曇野の養蜂場に蜂蜜を取りに行き、一か八かで販売した、「俺の三蜜」。

発売前、こんな洒落をこのご時世に受け入れられるか心配でした。しかし、優しい皆様のお陰ですぐにsold out。ご自宅用はもちろん、ユニークな贈り物としてご購入頂きました。

そして、絶望的だった春の時間を、皆様からの温かいメッセージでスタッフ一同心の励みになったことが、このみちくさWEBショップをやって1番良かったと心から思います。

今年は本当に色々なことがありましたが、時が経つのは早いもので、もう間も無く下山の日が近づいてきました。

下山準備等もありますので、みちくさWEBショップは10月31日をもって一度お休みを頂き、来年3月1日よりリニューアルオープンさせて頂きます。

もちろん、リニューアルオープンに関しましては新商品も考えておりますし、来年も困った際には、スタッフを連れて安曇野の養蜂場に行く覚悟もあります。

本当にたくさんのご支援、応援ありがとうございました。

 

 

追伸

10月26日より特定商品を多少ではありますが割引にて販売致します。

在庫処分では御座いませんが、今年限定もの等の大人の事情もありますことをお察しくださいませ。

THE KARASAWA

今年見れなかった方の為に、涸沢に10日間も張りついて紅葉を撮り続けてくれた方から写真を頂きました。

やっぱり秋は涸沢!

来年は是非ご自身の目で見て頂きたいと思います!

 

富士山!

涸沢紅葉始まりました。山小屋の定員数が限られているため涸沢ヒュッテさん涸沢小屋さんの予約を取れた方は本当にラッキーです。

毎日お天気もよく、一気に冷え込んできていますのでとてもいい色付きだと思います。

さて、毎日色んな方が訪ねて来てくれます。

昨日はこのコロナ禍だからそこ訪ねてきてくれた方々がいます。ずっと前からいつかはお会いしてお話してみたかった人たちです。

春先から始まったコロナ騒動。

三密。

ソーシャルディスタンス。

飛沫感染等今では当たり前のように使っていますが、その当時は聴き慣れない言葉が飛び交いました。我々山小屋は、その言葉の意味を知る度に絶望感に落とされました。

未知のウィルスとの戦い。どう工夫したら山小屋は存続出来るのか。それとも、ウィルスの正体が判明するまで休業を続けるのか。まさに究極の選択でした。

世論も、辞めるべきだという考えと登山文化継承のために細心の注意を払いながら続けるべきだと意見も真っ二つに分かれました。

北アルプスの山小屋は今までとは勝手が違うけれど夏から営業を行うという選択をしました。

北アルプスの良きライバル富士山。

富士山は今年の営業を全て自粛するという選択をしました。

正直、このお互いの選択は、どちらが正解かわかりません。

それぞれの選択も、北アルプスは感染しないから営業を行うという自信からではなく、小屋存続のためにも縮小してでも営業せざるを得ない選択。

富士山は、感染するから営業をしないのではなく、防衛方法が未知であるから自粛せざるを得ないという選択でした。

どちらも色々なものと戦っています。北アルプスは、多少の収入はあるけど万が一というリスクもあります。富士山は、感染の可能性は無いけれど、一年間無収入という現実があります。

7月から営業が始まり2ヶ月が経ちました。勿論、今のところ感染者やクラスターの報告もありませんし、コロナ疑いのお客様の報告もありません。

夏山シーズンはどちらも同じですので、今まで富士山の経営者の方々との交流はありません。お互いに日本を代表する山ですが、手を取り合って知恵を与えあい日本の山岳文化を発展させて行こうと認識もありませんでした。

ただ、今は山が違うからライバルだとか、お互いにしていないことを売りに競っている場合ではありません。全国の山小屋が一致団結し知恵を出し合い、安心、安全の新しい形の山岳文化を共に考える絶好の機会です。

今回、富士山(山梨県側)の若手経営者の皆さんから連絡を頂き、感染対策をどのようにしているのか見せて欲しいという旨の連絡を頂きました。

 

太子館 http://www.mfi.or.jp/taisikan/

佐藤小屋 http://www.fuji-satogoya.com

富士山ホテル https://www.fujisanhotel.com

トモエ館 https://tomoekan.com

蓬莱館 http://www.horaikan.jp

の錚々たる山小屋の若き経営者の皆さんがこの北アルプスにお越し頂き、今後のコロナとの共存。将来の山小屋のあり方など3時間もお話しました。

勿論、当園が行ってる対策。部屋の作り。問題点。お客様の反応。行動。私の経験や考えも全てお話しました。

山の違い。山梨県と長野県の違い。山岳救助の違い。お客様の行動パターンの違い。環境の違い。いくら時間があっても足りないくらいでした。

内容に関してはまた落ち着いたらブログで書きたいと思ってます。

ただ、一つ。

来年はwithコロナとお付き合いしながら、絶対に営業を行い日本の登山を盛り上げていきましょうと誓いあいました。

富士山と北アルプスが手を取り合って日本の登山を守る!

頼もしい仲間と知り合えて私が勇気を貰いました!

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